木造であれ鉄骨造であれ、性能表示による等級が同じなら強度は同等と考えられます。素材によりそれぞれ特徴があり、揺れ方や燃え方に差が出ます。木造は燃えやすいと思われがちですが、燃焼時には酸化被膜を形成して内部まで燃え尽きるのにかなりの時間が掛かります。
むしろ石油化学製品の内装材が危険なのです。鉄骨は一定温度に達すると一気に変形します。軽量鉄骨なら尚更です。
となると、どちらが安全とは一概には言えません。地震に対しても同様です。倒壊のメカニズムに違いがありますが、揺れに対する抵抗力は等級で示された通りでしかありません。言い方を変えれば、どちらでも正しい設計できちんと施工されていれば大丈夫です。