三世代同居は、子供たちの人間形成の面でもとても良いとして見直されています。日本では核家族化が進んだことで、住まいの在り方が大きく変わり、以前は考えられなかった問題が起こるようになりました。「子育て世代の家づくり」と称して子供中心の家づくりが当たり前になってきた昨今ですが、子供たちの成長に伴って様々な問題が起こっているようです。10年も経たないうちにリフォームを余儀なくされるケースもあるようです。
家は建てて終わりではありません。子供たちは成長し、家族構成も変化していくわけですから、変化に追従できる家づくりが必要なのです。三世代同居の家は、持続可能な循環型スタイルを念頭に計画しなければなりません。家族の成長に伴って各部屋の意味が変わっていくことや、時には再編も必要になります。長期的なものの見方をしないといけません。