自然の力
こんにちは、ナビゲーターの後藤です。冬至も過ぎ年末の雰囲気が町中で感じられるようになりました。これで仕事納めになるとますます年越しの準備でお買い物のお客さんでいっぱいになり、にぎわしくなりますね。朝晩はよく冷え込みますが、昼間車に乗り込むと日当たりのいいところに駐車してあるせいか、結構車の中がぽかぽかしてきます。太陽の光ってすごいですよね!無理やり太陽の話に持っていった感がありますが、先日ある業者さんから案内があり野立て設置の太陽光発電設備を見学に行きました。割と山間部で日が陰るのも早そうな場所なのですが、試算では年間の発電量を十分確保できるとのこと、各メーカーさんの技術力も大幅に上がり発電能力もだいぶ良くなったためもあるとのこと。何事もコストダウンが重要と叫ばれる昨今、ソーラーパネルの設置方法も以前はコンクリートで基礎を設置し重厚な感じてコストもばかになりませんでしたが、今では将来撤去することも考えて軽微な設備で施工するのが主流になってきました。
確かに国の政策で10kwを超える設備については、今年度内申請手続き分まで電力買取20年補償をしてくれますが21年目からどうなるか考えると、撤去しようと考える方も多いはずです。国の政策方針に注目したいところです。ところで、太陽光発電10kwとかメガソーラー1Mwとかの数字や言葉はよく聞きますが具体的に何を言っているのかはっきりわからない方も多いと思います。実際に家庭に設置した方も説明を受けたかとは思いますが結局設置費用がいくらで、〇〇kw載せれば何年で元が取れて、何年目以降は収益になります!というような感覚で了承される方が多いのではないかと思います。それで少し補足いたしますと、ソーラーパネル1kwの能力は1年間で約1000kwhの発電をするのが一般的です(メーカーにより多少は異なります)国が統計を取って発表しているのが一世帯当たりの年間平均電気使用量は4000~5000kwhです。ということは1kwのソーラーパネルを屋根に設置すると家庭で使う電力の約25%を発電してくれるわけです。ですから4kwの設置で計算上は一世帯分の電力使用量を供給できるのです。では1kwのパネルってどれぐらいか?となりますと1kw=10m2のパネルのことなのです。各メーカーが製造しているソーラーパネルが1枚当たり1.2~1.5m2が主流ですので1kwとなると7~8枚の設置が必要です。屋根の面積にもよりますが、一軒当たり3~4kwの設置にとどまるのはこういった計算によるからです。
最近、会社の近くに出来たメガソーラー(1Mwだそうです)1Mw(メガワット)これってどれぐらい?とまた疑問が湧いてきますね。1Mw=1000kw=1000000w(百万ワット)ということは、概算250世帯分の電気使用量の発電をする計算です。パネルの枚数にすると約7000枚設置していることになりますね。